本願寺長野別院創立百周年記念事業にむけて

浄土真宗本願寺派 本願寺長野別院は、二〇二五(令和七)年に創立一〇〇周年を迎えます。
 本願寺長野別院の前身は正法寺と言い、大きく親鸞聖人とかかわりがあります。かつて、親鸞聖人がご流罪赦免ののち、越後より関東に向かわれる途次、北信濃に逗留された折、開基である和歌月 重勝が聖人に帰依したことに始まると伝えられております。なお、現在の場所に正法寺が移転されたのは一六三六(寛永十三)年とされ、一七七二(安永元)年に旧本堂が建立されました。その後、一九二五(大正十四)年、直属寺院たる本願寺長野別院となりました。
 爾来、一〇〇周年を迎える中で、一九七四(昭和四十九)年には、親鸞聖人御誕生八〇〇年・立教開宗七五〇年記念事業として、老朽化した本堂を解体し、現在の本堂が建立されました。また、その十年後には別院創立六十年を記念して、教化伝道センターとして庫裏(会館)が建設されました。そして、このたび、二〇二五(令和七)年に創立一〇〇周年を迎えるにあたっては、五〇年前に倣い、親鸞聖人御誕生八五〇年・立教開宗八〇〇年慶讃法要に併せ、本願寺長野別院創立一〇〇周年記念法要を京都・西本願寺よりご門主様をお迎えして、二〇二四(令和六)年十月二六日・二七日に勤修いたすこととなりました。
 このご勝縁に際し、老朽化した本堂や損傷が著しい庫裏、境内地を中心に安心して後世に引き継いでいくための補修・改修を行わせていただき、門信徒の皆さまや、長野教区内御法中並びに地域の方々に、少しでも参拝いただきやすい環境を整えていくことが責務と考え、記念事業として計画いたしました。
 つきましては、長野教区内有縁の方々をはじめ本願寺長野別院門信徒の皆様のひとかたならぬご協力を仰ぎ、慶讃・記念法要並びに記念事業が完遂できますよう、ご懇志のお願いを申しあげる次第です。皆様には社会情勢の極めて厳しい折ではございますが、何卒、趣旨ご理解賜りましてご協力くださいますよう伏してお願い申しあげます。
 本願寺長野別院輪番
長野教区教務所長 酒井 隆哲

長野教区・本願寺長野別院
「親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年慶讃法要」
並びに 「本願寺長野別院創立100周年記念法要」


2024(令和6)年10月26日(土)~27日(日)

本願寺長野別院 本堂・講堂/善立寺・定専寺

期日時間内容
10/26(土)12:30①稚児行列(30名程度募集)出発/東町康楽寺
14:00②ご親修「慶讃法要/記念法要」(新制御本典作法)
※参拝対象は長野教区関係者(河西組除く6組)
③ご親教(ご門主さまよりご法話
15:30④特命布教使によるご法話
 講師/朝戸 臣統師 (岐阜教区 飛騨組 神通寺住職)
※終日・・真宗フェスタ境内にて
10/27(日)7:00お晨朝
10:00①特命布教使によるご法話
10:30②ご親修「慶讃法要/記念法要」(新制御本典作法)
※参拝対象は長野別院門信徒・河西組関係者
③ご親教(ご門主さまよりご法話)
12:30④帰敬式・おかみそり(50名程度)
14:00⑤協賛行事/ワークショップ「消しゴムはんこ」
講師/新潟教区 元上組 極楽寺住職 麻田 弘潤さん
16:00⑥記念講演(本多 静芳師)
親鸞聖人のお言葉より歎異抄に学ぶ/会場ホテル国際21
18:00⑦レセプション/会場ホテル国際21
※終日・・真宗フェスタ境内にて
10/28(月)7:00お晨朝
10:00本願寺長野別院・善立寺・定専寺
2024(令和6)年度 報恩講法要
宗祖讃仰作法(音楽法要)
ご法話(本多 静芳師)

趣 意 書

慶讃法要・記念法要案内チラシ